ブログのデザインを大幅に変更しました

ブログのデザインを大幅に変更しました

目次

はじめに#

このブログのデザインを大幅に変更しました。

変更後のTopページ
変更後のTopページ

変更した経緯としては、2つあります。
以前のブログのデザインは、Astroのfuwariテーマを参考にして作成していたのですが、fuwariベースの派生テーマが公式の方でも増えてきており、ブログのデザインが他の人と被るのが嫌だなとなり思い切ってデザインを大幅に変更してみました。

また、以前は記事にカテゴリーを設定していたのですが、この雑記ブログにはタグのみの方が記事の分類として迷いがなくなって書きやすくなると感じたので、カテゴリーを廃止して一覧性をよくしようと思いました。

この記事では、デザインを変更したAstro製のこのブログについて、サムネイルに記事の一部を表示する方法を紹介します。

サムネイルに記事の本文の一部を表示する#

記事の一覧にサムネイルがないと寂しいのですが、毎回サムネイルを準備するのは面倒です。そこで、しずかなインターネットの記事一覧を参考に、記事の本文の一部をサムネイルとして表示する方法を実装しました。

Astroでの実装方法については、下記の記事を参考にしてます。

Paul Scanlon | How to Create Excerpts With Astro
In this post I'll explain how I've created an excerpt from Markdown co...
Paul Scanlon | How to Create Excerpts With Astro favicon
www.paulie.dev
Paul Scanlon | How to Create Excerpts With Astro

getCollectionで取得した記事のbodyプロパティには、記事の本文がMarkdown形式で入っているので、これをmarkdown-itを使用しHTMLに変換して表示させます。

このMarkdownをHTMLに変換する関数をsrc/scripts/MarkdownToHtml.tsに作成しました。

MarkdownToHtml.ts
import markdownit from "markdown-it";
 
export function renderExcerpt(markdown: string) {
  const match = markdown.match(
    /\{\s*\/\*\s*start\s*\*\/\s*\}([\s\S]*?)\{\s*\/\*\s*end\s*\*\/\s*\}/,
  );
 
  if (!match) return "";
 
  const md = new markdownit();
  md.renderer.rules.link_open = () => "";
  md.renderer.rules.link_close = () => "";
 
  return md.render(match[1].trim());
}

本当は、記事の本文から何文字を指定して抜き出して表示する方法がいいのですが、制御が難しそうなので、記事の本文の中に{/* start */}と{/* end */}で囲んだ部分を抜き出して表示する方法にしました。

また、記事一覧に記事で書かれているリンクはaタグで表示されたくないので、下記のようにすることでpタグで出力されるようにしています。

MarkdownToHtml.ts
const md = new markdownit();
md.renderer.rules.link_open = () => "";
md.renderer.rules.link_close = () => "";

markdown-itでHTMLに変換する際の問題点は、独自のMDXコンポーネントがある場合に正しく変換されないことです。この部分はいったんそのまま出力するようにしてますが、いずれ独自コンポーネントの場合は除外するなどの処理を書いて対応したいと思います。

まとめ#

以前のブログのデザインに飽きたので、今回大幅にデザインの変更をしてみました。その際に、サムネイルに記事の本文の一部を表示したので、その方法を紹介しました。

デザインを変更しましたが、一覧性が悪くなった気もするので、しばらく運用してみて、また改善するかもです。

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Astroで作ったブログで更新日時を自動で取得する方法

はじめに

このブログのデザインを大幅に変更したいのと、記事の一覧を更新順で表示したいと思ってたのですが、更新日の取得方法に悩んでいました。

Astro の公式のチュートリアルでは更新日は記事のフロントマターに設定する方法が紹介されていましたが、毎回手動で設定するのは面倒です。

そこで自動で取得する方法を考えた結果、Git のコミット日時を取得してその日付を更新日として表示する方法を実装できたので紹介します。

Git のコミット日時を取得する

それでは、Git のコミット日時を取得する方法について説明します。 Git 関連の情報はgit logコマンドで取得できます。 次のようにコマンドを打ってみましょう。

# 指定したファイルの最新のコミット日時を取得する
## -1 : 最新の1件のみ取得
## %ai : 日付
## filePath : 調べたいファイル
git log -1 --format=%ai -- filePath

オプションについてはコメントの通りになります。

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公開日:2026-01-25
更新日:2026-02-04
Tags:
#Astro
技術ブログにブラウザの対応状況を表示するBaseline Status Webコンポーネントを入れる方法

はじめに

技術ブログを複数運営しているのですが、CSS などのプロパティで一部のブラウザのみでしか対応していないものがあります。その際に、ブラウザの対応状況を表示するコンポーネントを入れておくと、ブラウザの対応状況が分かるので、ブログを見ている人にも分かりやすいと思います。

↓ 運営している技術ブログ

https://hypb.dev

https://feylo.dev

今回紹介する Baseline Status Web コンポーネントは、ブラウザの対応状況を表示するための Web コンポーネントです。このコンポーネントをブログ内で使用することで、ブラウザの対応状況を簡単に表示することができます。この Web コンポーネントを Astro 製のブログと Nuxt 製のブログで使う方法を紹介します。

使用イメージは ↓ のような感じになります。

<BaseLineStatus featureId="anchor-positioning" />

Baseline Status Web コンポーネントの使い方

npm で使う場合

npm でbaseline-statusをインストールします。

npm install baseline-status

使用する際はそのまま import して表示する featureId を指定するだけで上記のような感じで表示されます。

import "baseline-status";
<baseline-status featureId="anchor-positioning" />
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公開日:2025-07-16
Tags:
#ブログ
#Astro
Astro製のブログで読んだ本リストを管理するためにmicroCMSを使ってみた
image

はじめに

Web クリエイターボックスみたいに読んだ本リストを自分のプラットフォームで管理したいと思い、このブログ内に読んだ本リストを追加しました。サイドバーにリンクがあるので覗いてみてください!

読んだ本の管理に microCMS を使ったので、Astro 製のブログで本の管理を microCMS で行う方法をまとめます。まだ、データ数が少ないのでページネーションは実装してないのですが、実装したら追記します。

microCMS の準備

microCMS のアカウントを作成して、コンテンツ(API)を作成し API 設定をしましょう。下記のように設定します。

APIスキーマ

読んだ本リスト API のエンドポイントは book にしました。

API スキーマの例

本のリストなので、自分は下記のように設定しました。

フィールド ID 表示名 種類
title タイトル テキストフィールド
review レビュー リッチエディタ
url Amazon リンク テキストフィールド
cover 表紙画像 テキストフィールド
author 著者 テキストフィールド
publishedDate 発売日 日時
category カテゴリー コンテンツ参照
postlink 紹介記事 テキストフィールド
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公開日:2025-05-31
Tags:
#Astro
#CMS
Astro製のブログにCloudinaryを導入する
image

はじめに

このブログと技術ブログは、Astro の Content Collection を使ってマークダウンでブログを書いていて、記事は GitHub で管理してます。

Astro の Image コンポーネントを使うために、ブログ記事の画像も src/assets/images/配下に配置していました。しかし、ローカルで画像を管理したくないなと思ったので Cloudinary を導入してみました。

Astro での Cloudinary の導入方法について、この記事では紹介します。 Cloudinary の詳しいオプションなどは解説しないのと、Cloudinary のアカウントが既にあるのを前提に説明します。

まだの方は下記 URL からアカウントを作成してください。

https://cloudinary.com/

Astro Cloudinary のインストール

Astro で使える Cloudinary のコンポーネントが用意されてます。下記コマンドで Astro Cloudinary をインストールしましょう。

npm install astro-cloudinary

インストールできたら、プロジェクトのルートに.envファイルを作成して、Cloudinary のアカウント情報を記述します。

PUBLIC_CLOUDINARY_CLOUD_NAME="<Your Cloud Name>"
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公開日:2025-05-19
Tags:
#Web
#Astro
Astroで作ったサイトをGitHub Pagesにデプロイする
image

はじめに

Astro で作ったサイトを GitHub Pages にデプロイする方法について紹介します。 GitHub Pages を使うことで簡単に作ったサイトを公開することができます。

基本的には公式サイトのドキュメント通りにやればできるでしょう。 ここではカスタムドメインを使わないリポジトリ名が後ろにつくデプロイ方法を紹介します。

https://docs.astro.build/ja/guides/deploy/github/

GitHub Pages 用に Astro の設定をする

astro.config.mjs にsiteとbaseオプションの設定を追加します。

import { defineConfig } from "astro/config";

export default defineConfig({
  site: "https://<username>.github.io",
  base: "<your-repo-name>",
});

ここでsiteの username にはご自身の GitHub のユーザー名を、baseの your-repo-name にはデプロイするリポジトリ名入れてください。

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公開日:2025-04-27
Tags:
#Astro
#GitHub
Astroで雑に書ける個人ブログを作りました
image

雑に書ける場所が欲しくなったので、Astro で 2 個目の個人ブログを作成しました。 普段は、👇 の技術ブログで主にフロントエンドに関しての記事を書いています。

https://hypb.dev

上記のブログでは、技術系しか書けない感じになっていたので、こちらではもっと雑にインターネット上に残していきたいと思います。

Aboutページに書いてある通り、音楽・映画・小説などが好きなので、それらに関する記事を書いていきたいです。

デザインについて

デザインに関しては、Astro テーマのFuwariを参考にして作成しました。 ほぼ丸パクリですが、Fuwari テーマを見て雑記ブログを作りたいと思ったのでこれで良しとします。

フォントは日本語はKiwi Maru、英語はIBM Plex Monoを使っています。フォントのおかげで可愛い感じが出て良かったです ✨

Fuwari テーマの方は、Svelte や swup を使ってたりでカスタマイズするのが難しそうな感じですが、自分の作成した本ブログはコードも分かりやすく作成したので、サクサク作成することができました!

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公開日:2025-04-01
Tags:
#ブログ
#Astro
読んだ本リスト
レストランの誕生 ――パリと現代グルメ文化
レストランの誕生 ――パリと現代グルメ文化
レストランの誕生 ――パリと現代グルメ文化
文化論
人文・思想・社会
著者
レベッカ・L・スパング
発売日
2021年10月10日

レストランが食べる場所を意味するようになるまでは、数世紀にわたって、レストランといえば食べる物、すなわち元気を回復させるだし汁のことであった

本書では、小さなカップ一杯のブイヨンから、現代の意味での場所としてのレストランが出現する過程を辿っていきます。

初期のレストランが食を提供したのは、食欲を失い疲れ果てた口と虚弱な胸に悩む衰弱した者たちに対してでした。その起源から見ても、レストランは必ずしも豪華な食事とは無縁だったことが知れます。

しばしばレストランはフランス革命により貴族などに雇われていたシェフが開業したとの言説がありますが、革命前から自分の事業に身を投じているのでその言説は間違いであると著者は述べます。こうした飽食の時代としてのレストランではなく、本書では空間・場所としてのレストランを見ていくことができるでしょう。

ヨーロッパの食文化としては、イギリスではカフェがありますが、パリのレストランの文化とは何でしょう。レストランをすでに存在していた他の公共食堂の類と区別していたのは、ブイヨンとライスクリームの載ったメニューであったと同時に、そのサービス様式であったといいます。例えば、定食用のテーブルであったり、密会の場にもなった個室、料理のメニューのリストの必要性などです。

メニューの存在により、レストランは初めて、実際に料理を分け合うことなく他人と食事をともにすることを可能にしました。カフェの客は新聞を読み、身の回りの世界について考えますが、レストランの顧客はメニューを読み、自分自身の体調を考えたのでした。

本書を読むことで、「レストラン」という概念を違った視点で見ていくことができるでしょう。著者自身が述べているように「レストランについて本を書くとは、ほとんどすべてについて本を書くようなもの」なのだから。

関連サイト(外部サイト)
「レストランの誕生 ――パリと現代グルメ文化」の参考文献一覧

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公開日:2026-10-30
Tags:
#文化論
#人文・思想・社会
レタースペーシング タイポグラフィにおける文字間調整の考え方
レタースペーシング タイポグラフィにおける文字間調整の考え方
レタースペーシング タイポグラフィにおける文字間調整の考え方
フォント
デザイン
著者
今市達也
発売日
2021年7月20日

意外にも類書がないレタースペーシングについて書かれた本。

レタースペーシングとは、文字の間隔を視覚的に均等に見えるように調整する作業のことです。デザインにおいて、文字の詰め方で読みやすさや見た目の印象が大きく変化します。デザイン初学者にとっては、文字間を意識することは少ないかと思われますが、プロのデザイナーにとっては、この文字間に常に気を配って文字組みを行っています。

そもそものレタースペーシングの歴史では、金属活字の時代では、正方形に収められている活字の影響で活字同士がぶつかって文字詰めをすることが技術的にできませんでした。しかし、写植に以降したことで文字が詰められるようになります。その時代(1960年代)以降の日本の雑誌では、見出しの字間を極端に狭くするレタースペーシングが流行していたみたいです。

このことを踏まえると、時代や技術が変化すると文字の組み方が変わり、それに合わせてスペーシングに対する価値観も変わっていくと著者は述べます。また、和文と欧文でも文字の形状やボディ、ベースラインの考え方が違うでしょう。本書のようなレタースペーシングについての入門書を読むことで、文字に対しての基礎知識を得ることで、なぜそのスペーシングなのかを感覚ではなく言語化して説明できるようになり、「なんとなく」からの卒業ができそうです。

本書の最後では実際のロゴタイプを例にとり、なぜそのスペーシングなのか解説してくれます。ロゴタイプは企業としても大事なものであり、目にする機会も多いため、そのスペーシングに対しての考察は勉強になります。例えば、商品パッケージで縦組みと横組みのロゴタイプがある場合は、それぞれで文字の形を微妙に変化させスペーシングを調整しているなど、すごいなと思いました。

今まで文字組みをなんとなく行っていた方が読むと勉強になるので、おすすめの一冊となります。

関連サイト(外部サイト)
「レタースペーシング タイポグラフィにおける文字間調整の考え方」の参考文献一覧

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公開日:2026-10-29
Tags:
#フォント
#デザイン
トンデモと科学のあいだ
トンデモと科学のあいだ
トンデモと科学のあいだ
サイエンス
著者
田口 善弘
発売日
2026年9月9日

科学・物理学の世界では、中身や理由が分かっていない、かつてはトンデモな扱いだったものが、今では主流になったりする。

生成AIはどうだろう。科学者も中身が分かっていないながらも使用しているという。科学の歴史がそうであったように、恐れずに生成AIを使用していこうというのが主張か。

正直、科学のトンデモな概念の歴史と、生成AIとの議論がつながってなくない?となり、あまり話が入ってこなかった。

生成AIがどのようにして答えを出力しているのかを著者は知っているのかと、書きぶりから心配したが、ブルーバックスから出ている「はじめての機械学習」の著者でもあるのですね。それなら、今の科学者がどのようにして生成AIを使用して研究しているのかを書いて欲しかったな。

そもそも、「科学者が中身が分からなくても生成AIを平然と使えるのはなぜ?」と疑問に思ったことがないので噛み合わなかったかも。

題名から、ニュートンが晩年錬金術に情熱を注いだみたいなトンデモ話のことが書かれているのかと思って買ったんだけれども、錬金術みたいなトンデモ話は出てこなかったです。

収穫としては、ガリレオとケプラーの話でしょうか。あとは、参考文献にも複数挙げられている山本義隆の著書群が気になりました。

関連サイト(外部サイト)
「トンデモと科学のあいだ」の参考文献一覧

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公開日:2026-10-20
Tags:
#サイエンス
センスをみがく文章上達事典 新装版
センスをみがく文章上達事典 新装版
センスをみがく文章上達事典 新装版
文章術
著者
中村 明
発売日
2016年12月9日

多くの文章術の著書がある中村明氏の文章観のエッセンスを一望できる一冊である。

本書の構成は基礎編、応用編、実践編の三つに分かれる。第Ⅰ部「書く」では、相手に正しく伝わる文章を書くための基礎的な技術について書かれている。第Ⅱ部「練る」では、「表現をゆたかに」とあるように小説などでの表現技法について解説されている。第Ⅲ部「研く」では、「文体をしなやかに」とあるように自己のスタイルを確立するまでや、文章の深みといった点について書かれている。

全体として、プロの実例をもとに解説していく流れになる。よりよい文章を書きたい人にもおすすめだが、実例にもある小説についての読み方の視点も変わっていきそうだ。

「センスをみがく」ということは、多く良い文章に触れていくことなのだろう。
本書の見出しをみるだけでもためになりそう。

書く - 文章をはっきりと

  • 句読点のルール - 打つも打たぬも思いやり
  • 記号類の活用 - 使いすぎは品格をおとす
  • 漢字・ひらがな・カタカナの使い分け - 文字に思想をこめて
  • 漢字の書き分け - ニュアンスを書き分ける
  • ことばの選択 - 三方向から一語にしぼる
  • 和語と漢語 - 硬軟おりまぜて
  • 擬声語・擬態語 - 感覚の新鮮さがいのち
  • 修飾語を効果的に - 適量のさじ加減
  • 並列 - 両輪をバランスよく
  • 語順と表現意図 - 繰り出し方で感じが変わる
  • 文末表現 - 足もとのおしゃれ
  • 文構造と文の筋 - 述語は忘れないうちに
  • 文の長さ - 手を抜くと文が長くなる
  • わかりやすい表現 - 読まれなければ始まらない
  • あいまいな表現 - 誤解の芽を摘む
  • 文と文との接続 - 関係は書き手がつくる
  • 段落づくり - 迷ったら改行する
  • 引用を明記する - 借用証書のすすめ
  • 敬語表現 - 形式よりも気持ちが問題
  • 読者への配慮 - いやいや読む人の身になって
  • 執筆態度を明確に - 情報を鼓動とともに
  • 構想と展開 - 調理の腕で素材が生きる
  • 文章の調子 - こなれがいいほど心になじむ
  • 推敲 - 見知らぬ読者になりすます

練る - 表現をゆたかに

  • 情報待機 - サスペンスをつくりだす
  • 漸層・漸降 - 上りと下りは勢いが違う
  • 倒置表現 - 計画的に取り乱す
  • 反復法 - 畳みかけて弾みをつける
  • 尻取り文 - 展開は鎖のように
  • リズムのある文章 - 軽くステップを踏んで
  • 対句表現 - 形式美はシンメトリックから
  • 挙例法 - 理屈より実感
  • 列挙法 - ことばの洪水で圧倒
  • 省略法 - 沈黙がものをいう
  • 名詞止め - ことばを置き去りにして
  • 否定表現 - 打ち消すのもレトリック
  • 婉曲表現 - 身もふたもある
  • 反語表現 - ばれるように嘘をつく
  • 比喩表現 - 心の風景をのぞかせる
  • 擬人法 - 万物と語らう
  • 洒落 - ことばで遊ぶ
  • パロディー - 二重映しの愉しみ
  • 現写法 - 臨場感を高める
  • 誇張表現 - 望遠レンズで迫力を
  • 逆説 - 常識を逆なでする

研く - 文体をしなやかに

  • 語感 - ことばのにをいを嗅ぎ分ける
  • 書き出し - もう読まずにはいられない
  • 結び - ギュッと締めて、フワッと放す
  • 書き手の視点 - カメラワークを意のままに
  • 人物描写 - のこのこ歩き出す
  • 心理描写 - 心のひだを映し出す
  • 感覚描写 - イメージに限りなく近づける
  • 自然描写 - 風景に体温を添えて
  • 表現の深さ - ことばに奥行きを感じるとき
  • 表現の間 - 息づかいが聞こえる
  • 余韻・余情 - 文章の奥へ、その先へ
  • ユーモア - 弱さや愚かしさをしみじみと笑う
  • スタイル - 譲れない文体の熟すまで
  • 文章の雰囲気 - 表現の奥に人のけはいを聴く
Meta Data
公開日:2026-10-25
Tags:
#文章術
日本語の作文技術
日本語の作文技術
日本語の作文技術
文章術
著者
本多 勝一
発売日
2015年12月6日

1982年に刊行された文章術の名著となります。

この本は、小説などの物語を書くためではなく、「事実的」「実用的」な文章を分かりやすく書くための本になります。悪い文章の例を提示しながら、どの部分が読みづらくなっているのや、改善方法などが解説されています。

自分では良い文章だと思っていても、他人から見たら読みづらい文章になっていることがあるでしょう。著者自身も例外に漏れず、悪い文章の例として、自分の文章も提示されています。日本語の文章を分かりやすく書くことの難しさを感じます。

日本語は非論理的だと外国語を優遇する人たちを著者は批判します。そうではなく、日本語を使いこなせない「使い手自身」こそが非論理的なのであると主張されているのが印象的でした。

学校で習う日本語の文法は、明治以降の西洋の文法からの影響に築かれたものであるので、本来の日本語にそぐわない形で体系化された経緯があります。英語などの影響により、文章の最初に「主語」を書かなくてはいけない風潮がありますが、日本語には「主語」は存在せず、あるのは「主格」にすぎないとの論には、なるほどなと思いました。

文章術の本を読んでいくと、いかに分かりやすい日本語で書くことが難しいのかを感じます。読みやすいリズムかどうかは、朗読してみれば分かると本書にかかれていたので、こうしたブログを書く際に実践してより多く文章を書いていきたいです。

関連サイト(外部サイト)
「日本語の作文技術」の参考文献一覧

Meta Data
公開日:2026-10-17
Tags:
#文章術
現代メディア史 新版
現代メディア史 新版
現代メディア史 新版
メディア
著者
佐藤 卓己
発売日
2018年11月27日

本書の初版は1998年に刊行されたが、2018年に新版として新たにインターネット後の時代も追記された。

ジャーナリズム論は、「その内容は真か疑か」を問うが、メディア論は「その影響力は大か小か」を問う。メディア論においては、内容の真偽は影響力の大小ほどに重要ではないと、序盤に著者は言う。

著者の専門であるドイツ史をはじめ、イギリス、アメリカ、日本のメディアによる影響力を時系列的に比較して論じるのが本書である。

各章は次のようになる。

  • メディア史としてのコミュニケーション研究
  • メディア都市の成立
  • 出版資本主義と近代精神
  • 大衆新聞の成立
  • 視覚人間の「国民化」
  • 宣伝のシステム化と動員のメディア
  • ラジオとファシスト的公共性
  • トーキー映画と総力戦体制
  • テレビによるシステム統合
  • 情報化の未来史

各種参考文献も豊富なので、気になった章については、そこからさらに深く学ぶことができるでしょう。

関連サイト(外部サイト)
「現代メディア史 新版」の参考文献一覧

Meta Data
公開日:2026-10-18
Tags:
#メディア
メディア論の名著30
メディア論の名著30
メディア論の名著30
メディア
著者
佐藤 卓己
発売日
2020年11月6日

歴史学は現在から過去を解明し、メディア論は現在から未来を展望する

何をメディア論と呼ぶのか、選書の基準として3つ挙げています。

  • メディア論とは比較ミディウム論である。つまり、狭義な新聞論、テレビ論など個別ミディウムに関する書物は除く
  • メディア論とはメディア史である。つまり、純粋な理論研究、フィールド研究は除く
  • メディア論は長い射程の文明論である。つまり、選挙分析など短期的な調査研究は除く

この基準を元に章立てのキーワードとして、「大衆宣伝」「教養主義」「情報統制とシンボル操作」「メディアイベントと記憶 / 忘却」「公共空間と輿論 / 世論」「情報社会とデジタル文化」があります。

いわゆるガイド本といったタイトルになりますが、実体は著書自身の研究で役に立った書物を選出しており、研究遍歴を見ていくことになります。本の要約が知りたい人には不向きなのかもしれません。

また、今では手に入れるのが困難な書物もあります。本書刊行後に復刊された本もあるので、ちくま学芸文庫にはがんばってもらいたいですね。

30冊の選書の最後には、「読んでいない本について堂々と語る方法」が紹介されています。メディア論の大家でもある著者ですが、すべての本を完璧に読んでいるわけではないことを知り、安心できますね。「読まなくてもいい。読むべき本は買っておきなさい」といったとことでしょうか。

関連サイト(外部サイト)
「メディア論の名著30」の参考文献一覧

Meta Data
公開日:2026-10-13
Tags:
#メディア
スリップの技法
スリップの技法
スリップの技法
本屋
ビジネス
著者
久禮 亮太
発売日
2017年10月30日

本屋に行く楽しみが増える一冊。

再販維持制度があるので、どの新刊書店に行っても、本の値段は一緒である。また本屋は仕入れた本を返品できたりするので、どの本を仕入れるかが、その本屋の独自性になる。

本書は、新刊書店の書籍に挟まっている細長い紙切れであるスリップの活用方法を書店員に向けて書かれている。書店員のために書かれた本ではあるが、そうでない人にも書店員の仕事が分かり楽しく読むことができるだろう。

本にはその本とつながりが作れる関連書籍が多数あるだろう。書店ではそれをたとえ違うジャンルであろうが、隣に並べたり、平台に載せて販売している。そうした関連書籍の作り方を、売れた本であることが分かるスリップから考えていく。

本屋の仕事の忙しさも読んで感じた。著者は、あまり本を読んではいないというが、関連書籍をつなげる豊富な知識に驚かされる。「読んでいない本について堂々と語る方法」に本の内容を読んでいないが全体を把握している司書の話が出てくるが、書店員も同じように、その本の文脈や全体像、分類を把握して本を売っているのだろう。

返品制度があるから、仕入れた本をすべて売り切るという発想ではないのだなと知った。ついでに手に取られた本が書店を維持するのに大切なのだ。

自分もいろんな新刊書店に行ってみて、書店員がすすめる「ついでの本」を買っていきたい。そんな風に感じた読書体験でした。本屋に行くことが好きな人におすすめです。

Meta Data
公開日:2026-10-12
Tags:
#本屋
#ビジネス
炎の中の図書館 110万冊を焼いた大火
炎の中の図書館 110万冊を焼いた大火
炎の中の図書館 110万冊を焼いた大火
人文・思想・社会
著者
スーザン・オーリアン
発売日
2019年11月18日

1986年にアメリカ史上最悪の図書館火災があった。その場所は、ロサンゼルス中央図書館である。放火犯として疑われた青年は、俳優志望で虚言癖のある男である。彼の供述は二転三転するが、証拠不十分で刑事告発は見送られるし、火事から7年後に亡くなってしまうので、この火事の真相は分からずじまいである。

真相が分からない事件なので、書くことも少ないのであろう。ページ数が多いが、残りはこの図書館の歴史や、歴代の図書館司書などが短い章で書かれていて、非常に読みづらかった。

図書館そのものの話としては、公共性としての図書館の役割がアメリカと日本で違うのが印象的だった。ロサンゼルスではホームレスの人が多いらしい。図書館はその人たちにも無料で居場所を提供できる唯一の場所とのことだ。

燃えた後の本の扱いにも驚いた。なんと冷凍で保管するらしい。というのも濡れた本はカビが生えてしまうからだ。この冷凍庫の貸し出しに協力する企業の話も出てくる。町にとって図書館は大切な場所なのだろう。

関連サイト(外部サイト)
「炎の中の図書館 110万冊を焼いた大火」の参考文献一覧

Meta Data
公開日:2026-10-07
Tags:
#人文・思想・社会
本屋、はじめました 増補版
本屋、はじめました 増補版
本屋、はじめました 増補版
本屋
著者
辻山 良雄
発売日
2020年1月9日

荻窪にある新刊書店「Title」の店主である辻山さんの著書です。
辻山さんは、Titleを開業する前にリブロという書店で働いていました。
前半ではリブロで働いていたなかで気づいたことを、後半ではなぜ新刊書店を開いたのかが語られます。

新刊書店を開く前に行う準備のことなどが、赤裸々に描かれており、新しく独立系の本屋を開きたい人に参考になる内容も多いかと思います。店の場所の選び方や、ロゴ、ブックカバーなどについての記載があります。

文庫版の増補では、単行本発行から五年が経過したその後のTitleのことが書かれています。売上や利益のことについても書かれてある。

印象的だったのが、人とのつながりのことだ。
小さなお店をやることは地域の人びととの結びつけが大切なのだろう。

新たに本屋をやりたい人も、小商いを始めたい人も、本屋のことが好きな人も参考になる1冊だと思います。

Meta Data
公開日:2026-10-06
Tags:
#本屋
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