計算する生命

計算する生命

著者
森田 真生
発売日
2021年4月14日

前作「数学する身体」ではチューリングと岡潔について、数学を通した心の探求という点が描かれていた。本書では、デカルト、カント、リーマン、フレーゲ、ウィトゲンシュタインなどが登場し、「言語と生命と計算」が主題になっている。

ユークリッド「原論」からデカルトの「幾何学」、そしてフレーゲの「算術の基礎」など数学史の古典を、読み解いていき、「計算の歴史」を辿る前半部分は、前作よりも腑に落ちるところが多かった。

数学的思考の本質を直観にではなく、論理に見たフレーゲの話は興味深い。伝統的な「主語-述語」という形の論理学を捨て、「関数と項」による概念記法をとることが、結果として「言語」の問題を哲学の全面に押し出してきた。

前作よりも哲学や論理学などの雰囲気が強くなっており、より楽しめた。

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「計算する生命」の参考文献一覧

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