クック・トゥ・ザ・フューチャー 3Dフードプリンターが予測する24 の未来食

クック・トゥ・ザ・フューチャー 3Dフードプリンターが予測する24 の未来食

著者
石川 伸一
発売日
2024年3月7日

未来の食には何が「できる」ようになるのかに着目して、2055年を舞台にした予想図を描き出す。副題にあるように、3Dフードプリンターが秘めている未来の可能性を考えるのが本書だ。

紹介されている料理の写真は3Dフードプリンターで印刷されたものかと思ったが、実際には食品サンプルであることが裏面に書かれている。24の未来食について、食品サンプルの写真や、イラストを交えて想像させられる。

食の未来を「かたちが変わる」「原材料が変わる」「時空間が変わる」「食生活が変わる」の大きく4つに分けて紹介していく。自分が面白いと思ったのは、時空間が変わるという点だ。紹介されていた「メタモルフォーゼ・パスタ」の例では、サナギのパスタを茹でると、一瞬でチョウのかたちに変身する。これは、3Dフードプリンターの技術を使えば、知能材料・外部環境に応答して変形などの動作を起こす材料を食材に使うことが可能だからだ。

これを応用すると動く可食ロボットのように、災害救助の際に被災者の元に自ら移動し食べさせられることが可能になるのかもしれない。

こうした夢のような未来食が24個紹介されており、技術の進歩のすごさを考えさせる本書である。

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