ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち

著者
ポール グレアム
発売日
2004年12月31日

ポールグレアムのエッセイを本書ではじめて読んですごく面白かった。
好みはあるだろうが、訳の文体が個人的には読みやすく自分には響いた。

特に前半のエッセイが好き。

「ハッカー」とはどういう人だろうか?
それは所謂常識といったものを疑う人たちだ。

「口にできないこと」の章では、道徳にも流行があるという。さらに流行の道徳は善と誤解される。その「口にできないこと」を見つける方法は、「異端」「不道徳」というレッテルの言葉を追うことだという。

グレアムは下記の3つの理由から「口にできないこと」を見出す。

  • 純粋な好奇心。禁じられていることに対する好奇心。
  • 間違いを信じていたくない。
    • 将来馬鹿げたことだと思われることを、信じてしまわないように、それが何であるかを知っておきたい
  • 頭脳にとって良いから。
    • 良い仕事をするにはどこへでも行ける頭脳が必要だ。
    • とりわけ、本来行くべきでないようなところに行く習性を持っている頭脳が。

素晴らしい仕事は、他人が見過ごしていたようなアイデアから生まれる。ハッカーたちは、常軌を逸した考えを持ち、実行する。それを人々は革新的だと言うだろう。そうなるためには、常に口にだせないことは何だ?と考え、それはなぜか?と問う必要があるだろう。

ただし、それは口にださないほうが良いだろう。


後半はグレアムのLisp愛に溢れていて、自分もLispを使ってみたいと思った。
また、グレアムのエッセイはWeb上でも読めるので、本書に載っていないエッセイを個人的に日本語で訳してみたいと思いました。

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