複雑系: 図解雑学 絵と文章でわかりやすい!

複雑系: 図解雑学 絵と文章でわかりやすい!

著者
今野 紀雄
発売日
2006年2月28日

複雑系について図解と一緒に分かりやすく紹介している入門書となります。

この本での複雑系の定義として、キャスティが提案した下記の複雑系の定義を参照しています。

  • モデルを構成している要素(エージェント)の数は中程度
  • エージェントは知性を持っている
  • 各エージェントは限られた情報にもとづき相互作用する

複雑系の事例として、セルオートマトンやバーコレーションのモデルを紹介しているが、キャスティの定義では2番目のエージェントが知性を持っているとは言えないので、これらのモデルは複雑系の一歩手前と述べられている。

3つの条件が満たされているモデルとして、本書の中では宝くじのナンバーズを複雑系として紹介しています。このモデルでは、購入者が自分で好きな数字を選び、人気によって配当金が変わる。そのことで戦略をたて、知的に意思決定をしていると仮定して、2番目の条件のエージェントは知性を持っている条件を満たしています。

キャスティ以外の複雑系の定義を知らないので、セルオートマトンやバーコレーションモデルが複雑系ではない説明に驚いた。複雑系の研究所である、サンタフェ研究所やその他の複雑系研究者について知りたいと思った。

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