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kamenono / かめのの
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音楽

鴨居玲 死を見つめる男
鴨居のパトロンでもあった、日動画廊副社長の著者の視点からの鴨居玲が書かれている。
笠間日動美術館には「鴨居の部屋」という展示があります。なぜ笠間の美術館に鴨居玲の展示があるのか気になっていたので本書を読みました。
鴨居玲は姉の下着デザイナーの鴨居羊子の知人の司馬遼太郎の紹介で個展を日動画廊大阪店で開いたのをきっかけで、著者の日動画廊との付き合いがあります。
「格好いい」と「暗鬱」を追う人
鴨居の絵をはじめてみたときは、暗くすごく魅力を感じていて、作家はどのような人だったのかと読みはじめましたが、ユーモラスさや人たらしのところがあったのかと思います。
売れてからは海外にも住んでいて、特にスペインの村を好んでいたのが作品からは意外に感じました。子どものことも好きだったみたいで、スペインの友人の子どもたちと一緒にお風呂に入っていたりなどの写真もあります。
画家として画壇で認められた後も、死ぬまで精進していたのはデッサンでもあります。 スペインでもフランスでもデッサン教室に通ってました。好きなエピソードとして、画家と握手をして、デッサンタコのない相手を画家と認めなかったという話があります。
また、鴨居は一般の栄誉に興味がなかったらしく、「勲章」という自画像の作品では、胸に描かれている勲章にはビールの王冠(栓)があり、画家たちは栄誉を求めるが、それを揶揄して鴨居は自画像の勲章にビールの王冠を描いています。個として自立していて、自分の作品のテーマを追い求めているのが格好いいと思いました。
最期は自殺をしてしまいますが、何度も自殺未遂とい名の茶番劇を繰り返していたので、最期のときも本当に死ぬとは思っていなかったと考えてしまいます。集大成としての鴨居玲が描く「最後の晩餐」を見てみたかったです。
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