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kamenono / かめのの
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ブルーフィルムの哲学: 「見てはいけない映画」を見る
「ブルーフィルム」と呼ばれる映画のことを知っていますか?
これは違法なポルノ映画のことである。男女の性行為や性器を無修正で撮影した映像を含むため、公の場で上映することは刑法に抵触することになる。
「性の映画でなく、性器の映画である」と評す論者もあり、芸術的価値の欠如が批判される作品もあるが、その中でも「土佐のクロサワ」と呼ばれ全国にその名を轟かす作品群もある。著者は高知の大学教授に就いた縁で、ブルーフィルムに出会ってしまったのだ。
映画は大衆に開かれているが、違法であるゆえにブルーフィルムを鑑賞する行為する行為は普通の映画鑑賞とは違う。ブルーフィルムがフィルムで撮影されていることもあり、人がどの地域にいつ生まれるのかによって、観ることができたりできなかったりする映画があるのだ。
フィルムゆえに、複数作ることが求められ、現場では複数のカメラで撮影が行われていた。このことは、カメラごとにアングルや編集が微妙に異なり、厳密な意味で同一なものが無い作品というのが面白く感じる。
また、作品が十分に残されていないため、本書は、ブルーフィルムについて描かれた、文学・映画・漫画などの資料から考察しようとする。
ブルーフィルムについて描かれている作品があり、このジャンルの素晴らしさが、現代に通用するか、また男性以外のジェンダーの人や、異性愛以外のセクシュアリティを持つ人が鑑賞してどのように感じるのかの意義はある。そのためには、語る言葉を増やすこと、多様な視点や価値観のもとに批判・検討されるべきだ。このよなブルーフィルムについて知ることができるように本書は書かれたのだろう。
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