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kamenono / かめのの
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翻訳者の全技術
「山形浩生の作り方」といったところか。
本書を読めば、なぜ山形浩生訳が理解しやすく読みやすいのかが分かる。
翻訳の技術は、主に前半部分にかかれており、他には氏の読書の技術が書かれる。「この人は何が言いたくて本を書いたのか」を理解するための説明書として読んでいる。読書の意義としては、人があらかじめ調べてくれた知識を、自分で調べられるようになることだという。
本書を通じて、ジェネラリストであること。あらゆることに興味を持つことの大切さを学ぶ。氏は翻訳は副業としてやっており、本業は開発援助のコンサルだ。いろいろな国に行く仕事でもあり、そこでの体験なども本書では書かれている。
山形浩生のサイトを見たことがある人は分かるだろうが、基本的に口が悪い。文章を書くときの一節を見てみよう。
多くの場合、言いたいことは一つだ。「この政治家はバカだ」とか。ではそれをまずでかく書いてみよう。それだけで気分がいい。すると続いて、「なんでバカなのか説明してやるぜ!」と思ってチョロチョロ加筆する。見よこの説得力、と悦に入ってだんだん加筆すると、周辺情報も関連した事例もいろいろ入って文はふくらむ。最初からがっちり起承転結で書く必要はないのだ。
口が悪いがどんどん読み進めていきたくなる。自分もこのメンタリティで文章を書いていきたいと思うものだ。
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