非Aの世界

非Aの世界

著者
A・E・ヴァン・ヴォークト
発売日
2016年2月26日

A・E・ヴァン・ヴォークトによるSF小説。
非Aとは、非アリストテレス主義のこと。これは一般意味論という分野に出てくるもので、アリストテレス的論理学(二値論理や「Aは非Aではない」とする同一律)が現実の複雑さを表現しきれないと批判し、非アリストテレス主義を掲げる。作中でも一般意味論協会といった組織が出てくる。

ひとつの主義や方法論を小説内に導入できるのがSFの良いところであり、この小説の画期的なところであろう。ただ、非Aとは何なのかは作中での説明がほとんどされないので、非A人ではない私には理解できない部分もあった。

衝撃的なラストで本作は終わるのですが、続編るとのことで、そちらの方はどうなんでしょうか?
手に入れるのが難しそうな感じはするが...

「記憶を書き換えられた主人公・人口頭脳」といったキーワードに惹かれる人にとっては、おすすめのSF作品でした。

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