看護のための生命倫理〔改訂三版〕

看護のための生命倫理〔改訂三版〕

著者
小林 亜津子
発売日
2019年11月26日

看護を学ぶ学生を対象にした生命倫理のテキストであるが、そうでない人でも読んで考えさせる本であろう。

「減数(減胎)手術」という言葉を、本書で初めて知った。これは、不妊治療のために排卵誘発剤を使ったり、体外受精を行う影響で、多胎(二胎以上の複数の受胎)妊娠した場合に母子双方のリスクを考えて、胎児の数を減らす手術のことである。人間の自然妊娠の場合にも多胎はまれに起こるらしいが、せいぜい三つ子のケースまでらしい。不妊治療にそのような多胎のリスクがあることを知らなかった。

不妊治療のようなテクノロジーが進歩したことによる、生命倫理について考える問題事例が12個紹介されている。テクノロジーの進歩が良いことばかりではないことを、考えさせられる1冊だった。

巻末には、初学者のための文献ガイドもあるので、参考にできるだろう

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