2026年度 行きたい美術館リスト
今年も忘れないように 2026 年度に行きたい美術館をまとめました。
私は、宇都宮に住んでいるので関東地方の美術館が多くなります。
開催が近くなったら、ニュース記事などを追記していきます。
4月 ~ 6月
コレクションの舞台裏―光をあてる、掘りおこす。収蔵品をめぐる7つの試み
| 場所 | 期間 |
|---|---|
| 埼玉県立近代美術館 | 2 月 7 日 ~ 5 月 10 日 |
1982年に開館した埼玉県立近代美術館は、西洋近代絵画や埼玉県ゆかりの美術家を核とした継続的な収集活動を行い、現在では国内外の近現代美術の作品を約4200点収蔵しています。この展覧会では、その中から学芸部スタッフが各々の視点で収蔵品を選び、一部に借用作品を交えて、調査研究(リサーチ)の成果をもとに展示します。7つの独立したテーマを設け、コレクションを掘り下げていく、短編小説のアンソロジーのような展覧会です。
今年、はじめて埼玉県立近代美術館に行きましたが、すごく良かったので、また行きたいと思います。コレクション展とのことなので楽しみです。
森光子展 幾何学風景―Geometry Sight―
| 場所 | 期間 |
|---|---|
| 足利市立美術館 | 4 月 11 日 ~ 6 月 7 日 |
森光子は、1944年に栃木県足利市に生まれ、神奈川県茅ヶ崎市で育った後、東京感術大学絵画科に入学。山口葉、脇田和に油絵を学びました。卒業後の1970年、フランス政府給費留学生として渡仏。マルセイユおよびバリの美術学校で学んだ後、バリを拠点にヨーロッパ各地で作品を発表し、現在にいたっても、フランスと日本において幅広い創作活動を続けています。
森光子による作品は、幾何学的なかたちと鮮明な色彩の組み合わせをもとに、抽象的な光景が実に多様なイメージを伴って表されること、それが矩形のキャンバスの中で描かれるだけではなく、表される形象の外形に沿って切り取られた特殊な形状で表現されることが、その大きな特徴だといえます。その中でも、正五角形と円形を組み合わせたかたちは重要なモチーフとなっており、ここから数々の代表作が生み出されてきました。
このたび足利市立美術館で開催される本展では、1980年代以降のものを中心にして計 80点ほどの作品で展示が行われます。これらの作品と向かい合うことで、私たちは、かたちと色彩が生み出す多彩なイメージに、ひととき心を満たされるでしょう。
中原淳一展
| 場所 | 期間 |
|---|---|
| 栃木市立美術館 | 4 月 11 日 ~ 6 月 14 日 |
中原淳一(1913-1983)は編集者、文筆家、画家、ファッションデザイナー、インテリアデザイナー、人形作家などさまざまなジャンルで才能を発揮しました。本市ゆかりの小説家・吉屋信子の『花物語』の挿絵と装丁を手がけたことでも知られています。
中原は、1932(昭和7)年、雑誌『少女の友』に掲載された自身の人形展の記事がきっかけとなり同誌の専属画家として挿絵や表紙絵を描き、編集や付録の企画にも関わりました。初めて連載を担当したファッションページ「女学生服装帖」では、日中戦争が始まり戦時色が強まるなかでも時局をふまえつつ、装う楽しさを少女たちに伝えました。しかし、中原が描く少女たちは「華美で不健康」とされ、1940年の6月号を最後に『少女の友』を去りました。
中原は終戦1年後の1946年、「再び人々が夢と希望を持って、美しく暮らすための本をつくりたい」という想いから、雑誌『ソレイユ』(8号以降『それいゆ』と改名)を創刊しました。中原の雑誌編集への情熱はこれに続く『ひまわり』、『ジュニアそれいゆ』、『女の部屋』にも注がれ、ファッションやインテリアの提案だけでなく文学、美術、音楽など内面を磨く記事が掲載されました。
本展は中原の雑誌や著作本の表紙原画、雑誌付録、手がけた服など約180点を展示し、現在も色褪せないメッセージが散りばめられた、中原淳一の創作の数々を紹介します。
“mind-blowing”
| 場所 | 期間 |
|---|---|
| Shop rin art association | 12 月 20 日 ~ 6 月 14 日 |
人は様々な他者と関わる環境で暮らし、それぞれが置かれている環境にはその環境ごとに独自のコードが存在します。“mind-blowing”とは「心が吹き飛ぶほどの圧倒的な衝撃」に加えて「人を混乱させる」との意味合いがあります。人は環境のコードが合わない時や、環境のコードにどうしても合わせなくてはならない時、自身の思考に無理が生じるため混乱する性質があります。今展ではあえてその環境コードから外れて「脱コード的」なやり方をすることを意図しています。
ゴッホの跳ね橋と印象派の画家たち ヴァルラフ=リヒャルツ美術館所蔵
| 場所 | 期間 |
|---|---|
| 宇都宮美術館 | 4 月 19 日 ~ 6 月 21 日 |
19世紀後半、劇的に変化する社会や生活様式に触発され、革新的な表現を生み出した印象派に紐づく42名の画家たちの作品を展示。
ドイツ・ケルンのヴァルラフ=リヒャルツ美術館・コルブー財団より、豊かなフランス近代美術の世界をめぐる。
特にフィンセント・ファン・ゴッホのアルル時代の傑作《跳ね橋》は大きなみどころ。
野見山暁治―空にあそぶイメージたち/特別展示 戦没画学生慰霊美術館『無言館』の作品
| 場所 | 期間 |
|---|---|
| 大川美術館 | 4 月 25 日 ~ 6 月 21 日 |
野見山暁治(1920-2023)は、戦後の不条理な世界にあって人間の深い悲しみを表現し、9年に及ぶフランス滞在中に具象から抽象表現へと展開し、帰国後の70年代以降、どこかにある風景をさぐりながらも、たしかな心の中の風景を鮮やかな色彩とダイナミックな形象によって表現しつづけました。その旺盛で自由な創作をもって、20世紀後半から今世紀まで、日本の美術界においてユニークな位置を占め高く評価されています。大川美術館では、令和6(2024)年度に一般財団法人野見山暁治財団より、25点に及ぶ素描作品をご寄贈いただきました。この度の展覧会では、「空にあそぶイメージたち」というサブタイトルのもと、これらの素描作品に、各時代の代表的な油彩画、版画を加えた約40点によって、昭和戦中期から80年に及ぶ豊かな創作の軌跡を紹介します。
また、「特別展示」として、戦没画学生慰霊美術館「無言館」(長野県上田市、 1997年5月開館)の作品約30点を展示いたします。戦中期の体験を胸に野見山暁治が遺族を訪ね託された作品を通し、同世代の画学生たちへの思いと絆を再考します。
森田 茂 展 - 黒川能の世界 -
| 場所 | 期間 |
|---|---|
| 廣澤美術館 | 6 月 10 日 ~ 8 月 30 日 |
環境陶芸の地平 藤原郁三展
| 場所 | 期間 |
|---|---|
| 益子陶芸美術館 / 陶芸メッセ・益子 | 6 月 7 日 ~ 8 月 23 日 |
「陶壁」とは陶素材による壁面装飾で、戦後に登場し、主に1970年代から多く用いられるようになった名称です。陶磁製の建材は、イスラムのモザイクタイルやデルフトタイルなど、古来から数多く用いられてきました。一方、木造建築が主流であった日本では、瓦は用いられていたものの、タイルなどの壁面装飾が登場するのは明治期にまで下ります。近代以降、鉄とコンクリートによる建物が作られていくにつれ、陶壁の需要も増え、1970年代に急増しました。
プレイバック!ミレニアム1991→2001:版画が/版画で越えた境界
| 場所 | 期間 |
|---|---|
| 町田市立国際版画美術館 | 6 月 27 日 ~ 8 月 30 日 |
本展では1991年から2001年にかけて町田市立国際版画美術館・神奈川県民ホールで開催された5つの「現代」版画展を振り返ります。21世紀を目前にした表現の変遷や、戦争の世紀を省みる視点、版画による国際交流の足跡を辿ります
7月 ~ 9月
ゲームと美術 信長の野望/コーエーテクモゲームスの野望—インタラクティブ・アートの誕生
| 場所 | 期間 |
|---|---|
| 栃木県立美術館 | 7 月 11 日 ~ 9 月 6 日 |
実は現在、世界中でゲームを美術的な視座から再検討する動きが始まっています。
たとえば、MoMA(ニューヨーク近代美術館)は、ゲームを「プレイ可能なデザイン」
「インタラクティブな芸術体験」として捉え、2012年よりビデオゲームを正式に収集対象と位置づけています。
そのような動向の中で本展では、栃木県足利市を創業地とするゲームメーカー「コーエーテクモゲームス」が展開する
「信長の野望」シリーズを中心とした歴史シミュレーションゲームを、美術的文脈において再評価したいと思います。
ゲームを単なる娯楽や商業製品としてではなく、高度なデザイン性によって表現された「作品」として評価し、
プレイによって得られるインタラクティブな体験を「芸術体験=鑑賞」として捉えることで、その芸術性に迫ります。
カンディンスキー 世界は鳴りひびく ―日本のコレクションでたどる画業と反響―
| 場所 | 期間 |
|---|---|
| 宇都宮美術館 | 7 月 19 日 ~ 9 月 3 日 |
「絵画は童話のような力と輝きを手に入れた」。
抽象絵画の開拓者、カンディンスキーは、その新しい器を甘やかな晴朗さで響かせる。
存在するものたちが画中に織りなす祭りの日のような華やぎと明暗。
その作品世界と著述とを、日本は早くから親しく受容した。
国内の作品を集わせてカンディンスキーの画業を通観するはじめての試みである。
草間彌生 版画の世界―反復と増殖―
| 場所 | 期間 |
|---|---|
| 福島県立美術館 | 7 月 18 日 ~ 9 月 23 日 |
世界的前衛芸術家・草間彌生(1929~)の版画の世界をご紹介する展覧会です。
草間彌生は1993年第45回ヴェネチア・ビエンナーレにおいて、日本を代表する作家として世界の舞台へと立ちますが、その前後で積極的に版画制作に取り組んだことも、現在の評価につながる大きな原動力となりました。草間彌生は1979年に版画作品を初めて発表します。そこには米国から帰国後の死や苦悩をテーマにした作品とは対照的に、華やかなモチーフが色彩豊かに表現されています。それまでの抽象的な表現に加え、南瓜、ドレス、葡萄、花や蝶など日常的なモチーフが網目や水玉で構成され、明瞭な色彩をまといます。網目や水玉の増殖が創作活動の根幹にあった草間と、複製芸術である版画は必然的に出合ったと言っても過言ではないでしょう。
ミロとタピエス―戦後スペインの渦 1945-1980
| 場所 | 期間 |
|---|---|
| 町田市立国際版画美術館 | 9 月 4 日 ~ 11 月 23 日 |
ジョアン・ミロ(1893-1983)、アントニ・タピエス(1923-2012)、エドゥアルド・チリーダ(1924-2002)他、20世紀のスペインを代表するアーティストの版画を展示します。
10月 ~ 12月
テキスタイル・アートを楽しむ ―現代の糸、布、繊維の芸術―
| 場所 | 期間 |
|---|---|
| 群馬県立館林市美術館 | 10 月 10 日 ~ 12 月 13 日 |
1960年代後半頃のアメリカやヨーロッパを中心に制作され始めた、糸や布、繊維を素材とした造形作品は、今や工芸的な技法も用いた現代美術として、多くの作家の手から生み出されています。この展覧会では、現在、国内で活躍中の作家たちの作品によって、織り、染め、フェルティングといった多様なテクニックによるテキスタイル・アートをご紹介します。素材の魅力と、繊細さや力強さ、驚きや楽しさも感じられる作品の数々をぜひご覧ください
人間 鴨居玲
| 場所 | 期間 |
|---|---|
| 笠間日動美術館 | 10 月 3 日 ~ 12 月 20 日 |
没後10年 中西夏之 緩やかにみつめるためにいつまでも佇む、装置
| 場所 | 期間 |
|---|---|
| 茨城県近代美術館 | 11 月 12 日 ~ 1 月 17 日 |
現代日本を代表する画家・中西夏之(1935–2016)の、没後10年にして初の回顧展。初期には実験的なパフォーマンスやオブジェ制作、舞台美術などに取りくんだ中西は、1960年代後半以降、絵画を主とし、長い柄の筆で描く独自の手法で紫や黄緑を基調とする連作を生み出しました。本展では約75点の絵画と茨城・六角堂のためのインスタレーションにより、絵画の成り立ちそのものを問い続けた中西の思想と実践をたどります。
1月 ~ 3月
南桂子 ―銅版が紡ぐひそやかな夢―
| 場所 | 期間 |
|---|---|
| 群馬県立館林市美術館 | 1 月 16 日 ~ 4 月 4 日 |
南桂子(1911~2004)は、少女や鳥、樹木などをモチーフとする詩情ゆたかな銅版画で知られています。富山県に生まれた南は、戦後上京して銅版画家・浜口陽三と出会い銅版画を始めました。1954年に浜口とフランスに渡り、パリで銅版画家として本格的に歩み出します。アメリカ生活を経て40年余りを海外での制作に費やし、エッチングをはじめとする腐食銅版画の世界を探求しました。本展では、パリ時代初期の1954年からアメリカ時代末に至る南桂子の世界をご紹介します。
美を綴る 挿絵本の時代 言葉と美術で広がる小さな世界
| 場所 | 期間 |
|---|---|
| 栃木県立美術館 | 1 月 23 日 ~ 3 月 22 日 |
19世紀のイギリスでは、印刷技術の革新や教育の普及によって多くの人々が読書を楽しむようになりました。新たな読者層が登場したことから、物語や新聞記事を説明する役割として、あるいは紙面を彩るものとして挿絵が求められ、挿絵画家や印刷を手掛ける職人たちは数多くの美しい挿絵本を生み出しました。やがて、商品としての挿絵本から、高度な技術や芸術性を追求した作品としての挿絵本が生まれるようになり、装飾芸術運動にも広がっていきます。挿絵画家、職人、コレクター、それぞれの美しき挿絵本への情熱は、イギリスのみならずフランスでも独自の展開を見せて発展していくのです。本展では、国内有数の挿絵本コレクションにより、技術と挿絵の役割の変容という観点から、挿絵本の時代を見渡します。
ポップ・アート 時代を変えた4人 POP ART: THE FAB 4 ! & 4 SPECIAL GUESTS
| 場所 | 期間 |
|---|---|
| 茨城県近代美術館 | 1 月 30 日 ~ 4 月 11 日 |
1960年代のアメリカのアートシーンを席捲し、世界的なムーブメントを巻き起こしたポップ・アート。本展では、同じ60年代に人気を博したザ・ビートルズの愛称「FAB4(The Fabulous 4=素晴らしい4人)」になぞらえて、ポップ・アートを牽引した4名の作家、ロイ・リキテンスタイン、アンディ・ウォーホル、ロバート・ラウシェンバーグ、ジャスパー・ジョーンズに焦点を当て、彼らとともに活躍した作家とともにその魅力を紹介します。




